2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

碧巌の歩記(あるき)NO92

多くの人は、坐禅すれば悟れる・・と誤解しています。この碧巌録のみならず、無門関など禅語録に登場する達道の禅者たちは、悟りを「クソカキベら」と口汚く罵り、経典を「トイレットペーパー」だと排斥します。 (はてなブログ 禅のパスポート=無門関 講話…

碧巌の歩記(あるき)NO93

禅 公案「父母未生以前 本来面目」(ふぼみしょういぜん ほんらいのめんもく)とは・・ 神が「人間」を造ったのか・・人間が「神」を造ったのか・・ わたしは、宗教や哲学の問題に関知しません。 (私は、浄土真宗=愚禿親鸞(ぐとくしんらん)上人の信者です)…

碧巌の歩記(あるき)NO94

釈尊が「禅」について論理的な教導をなされたと云うが? 本則の説話は、首楞嚴経(しゅりょうごんきょう)・・密教系思想の経典、705年頃の漢訳・・に基づく。しかし、実にクダクダしく、難解に仕立ててあり、禅(の公案)に馴染まない(この経典は、釈尊亡…

碧巌の歩記(あるき)NO95

碧巌録 長慶 二種語 (にしゅのご) (阿羅漢三毒あらかん さんどく) 第九十五則 【垂示】圓悟が求道者に垂示した。 悟り臭い処に留まるなかれ。執着すれば畜生道に落ちるぞ。 また、無禅、無心の境地に腰を据えずに走り去れ。 そうしないと草深い迷妄の地で…

碧巌の歩記(あるき)NO96

かくれんぼ・・「ごはんですよ!」の声かかり! よく禅語に「橋が流れて、河は流れず」とか・・「花は緑に、葉は紅に」とか、因果関係が真逆になる表現があります。また、坐禅中に「立てた線香の灰がポトリと落ちる・・それが太鼓の叩いた音のように、ドオン…

碧巌の歩記(あるき)NO97 

●天の川に放牧されている牽牛をつれてきない・・! 碧巌録 金剛経罪業消滅 (こんごうきょう ざいごうしょうめつ) 第九十七則 【垂示】圓悟が座下の求道者に垂示した。 ある時には有無を言わさずに捕(つか)まえ、ある時には自由、放逸(ほういつ)にとき放っ…

碧巌の歩記(あるき)NO98

まことに「シャク」にさわる話です! 禅者の一語は、限りなく「癪(シャク)」にさわる話です。 でも、千年前の先達が、命がけで体得した「1語⇔1悟」です。 意訳を試みて解かったのは、「禅」は宗教(欣求)ではない。 そして、その自覚(体験)は誰にも教…