唐 十郎(作家/俳優=大鶴義英)先輩を悼む‥!

2024年5月4日祝日みどりの日に、明治大学演劇学専攻/クラブ「実験劇場」の2年先輩の大鶴さんが84歳(硬膜下出血)で亡くなられた。テント小屋の公演は、神戸の事務所の1室に住んでから、もう長い間、仕事や家事都合が重なって、神戸の公園敷地での公演も、ご無沙汰である。行ける時は「御座候」紅白50個ほど手土産にして、あの不思議な妄想科白‥現実夢幻劇を楽しませていただいた。

私は 大学入学以来、縁あって北鎌倉の円覚寺に寄宿して、お茶の水へ通学したが、当初から安保騒動に振り回され、授業はなし・・あの東大、樺美智子さんの事件のように帰宅に遅れて、やむなく演劇クラブ「実験劇場」に宿泊。先輩たち・仲間たちの演劇談に夢を膨らませる青春を送ったのである。

あの60年安保と、新幹線開設‥その後10年もたたない「月の石、太陽の塔」万博‥好奇心に煮えたぎったアナログ時代の終焉は、紀元2000年で区切りをつけたといえよう。

 

ソウだ●●明大 同級生 故・前田忠明(フジTV専属芸能レポーター2022年9/28くも膜下出血)の冥福も祈っておこう‥

彼は、私の大学時代の最悪最親の悪友である。TVではおとなしい風ではあつたが、学生時代から、突然、勝手に、上がり込んで、坐禅していったり、孤独感にさいなまされている男だった。質の悪い芸能人のふるまいが、坐禅を通じて改まる可能性はあるか・・など、真剣に聞いてきた。「禅=ZEN」は「独り‥内省する」行ないであって、他人の忠告で行っても何の益にもならない・・無功徳の実践だと言い聞かせたが、結局、役立たなかった。

どうやら三途の川も、一寸した小川を渡るように、独り、コダワリなく渡り終えたことであろう。

有(会)り難うございました。2024-5ー6