雑記/ひとり・3分・ポッチ禅
元服の書 NO61-1 私は 毎日夕刻 本堂の真ん中で ゆっくり水平足踏み一分間と三分間の澄心(じょうしん)のあと・・ *求道の問い(禅語碌の至言)に答えて書いています* 円覚寺續燈庵 故・須原耕雲=弓和尚・・鞭撻の想いを偲ぶ。 巻き藁 四十七 「梅に題す…
元服の書 NO60 *中学・高校生と~第2の人生を歩む方に答えて書いています* ●現代・・禅は寺僧の介在する宗教ではアリマセン。 独り坐禅により自覚する【禅ニヨル生活】行いです。 釈尊が仏陀(覚者)の教えを民衆に説かれたのは、独り菩提樹下の坐禅のあと…
イッタイ誰が、今年のプロ野球に「引き分け」を入れたのか・・ とりわけ・・ヤクルト・阪神・巨人のセ・パリーグ、監督、選手、ファンの不満の高まりを感じる昨今だ。 野球勝負の中に、9回で試合をぶった切り「引き分け」試合となること・・を、コロナの所為…
机をコツン・・ これは「禅の始まりの終り・・終りの始まり」 碧巌録 第六十七則 傅大士経講 (ふたいし きょうを こうず) 【垂示】ありません。 【本則】仏教に帰依していた梁の武帝が、「金剛般若波羅蜜多経」の講釈をしてもらおうと、誌公の紹介で、傅大士…
◆息(呼吸)は・・心の免疫づくり! 赤チャンが誕生する時、力の限り泣きます。誰から教わったのでもない、この世に生まれて、初めて息をするのに産声をあげるのです。 赤ちゃんが「生きる」第一の働きは、息(呼吸)をしたこと・・息(イキ)は「自(おの)…
◆庶民を蔑ろにして繁栄した国はあるか? 碧巌録 第六十一則 風穴家国興盛 (ふけつ かこくこうせい) 【垂示】説法するぞと、告知の旗を立て、鐘や太鼓で人を集めて教導するのを宗師と呼ぼう。 また至道、未道の禅境(地)や、善悪さだかでない出来事を分別…
◆悩み苦しみは「断捨離」できません。 誰の教導を得ても解決できません。 独り寂寥の天地に坐す「禅」のみが「安心」を覚悟させてくれます。それならば・・ 一度、生きながらに、死んでみませんか! *中学・高校生とその親御さんたち~第2の人生を歩む方の…
●瞑想や坐禅が「役立たない修行」なら、どうして釈尊は、菩提樹下、坐禅なされて悟りを開かれたのだろう・・? 悩みや苦しみから解脱するために「禅」はあるのだろうか・・? 「独りポッチ禅=何の役にも立たない三分間ひとりイス禅」・・を推奨される理由が…
●釣り好きの私は、よく、何も釣れない、丸坊主のことがよくある。もっとも大型のチヌ(クロダイ)やハネ(シーバス)が釣れた時でも。ケータイの写真にとって、全部リリースしている。太刀魚のシーズンには、もれなく釣れた分は持ち帰り、バター焼きにしたり…
Q,どうして「役に立たない」坐禅を力説されるのですか? これでは・・ワザワザ奉魯愚(ぶろぐ)を読んでくれるな・・という態度じゃないですか? 単的にお答えします・・体が疲れたら、どうしますか? 動かないようにして、休ませますね。 では、頭脳はどう…
禅(継承)の・・接ぎ木や温室栽培(集団の修行法)は難しい。 禅は「無字」の公案や「隻手音声」などの悟り(見性・透過)を大事とします。 大悟は一度きりでも、小悟は、その数を知らず・・と言われます。 また、釈迦も達磨も、今なお修行中といわれる。 …
棚ボタは、すぐ食べて、誰にも見付からないようにせよ! この碧巌録の意訳に携わって、辞書やPCで、漢字の語源を調べる機会が多くなった。浅学のあまり、不明の1文字に手こずって、数時間かかることも多くあり、つくづくと漢字(会意文字)の表現の豊かさ…
誤訳・誤解だらけの禅者の一語・・・雲門「日々是好日」 誰でも知っていて、その実、ひどく誤解している禅語に「日々是好日」とか「平常心是道」とか・・達道の禅者が、全生命をかけて発明した「一悟」がまるで、道徳倫理の一語に解釈され紹介されています。…
どうして、今時、難解な碧巌録の意訳をされるのですか? 生涯に、無門関と碧巌録、それに、出来れば臨済禄の、意訳・・自分なりの解釈を現代語で表現しておきたい・・との欲求に、馬翁になって駆られています。 その文意や解釈は・・読み返し見返す内に、何…
友達と連絡しあい、一緒に、3分間イス禅(独りポッチ禅)をするのはいけませんか? 結論を先に云いましょう・・ 「3分間ひとりイス禅」は、自分一人だけのポッチ「坐禅」です。 例え仲間と二人だけであろうと・・組織や集団を構成してはお奨めしません。今…
他人が食べた飯で、自分が満腹になった例はない! 誤解の無いように、附記しておきます。 私は、ヘレンケラーさんは、三病を克服された偉人でありキリスト教信者でありましたが・・すぐれた禅者であると(勝手に)思っています。手(触感)で「看る」・・鼻…
月の光で妊娠する・・?そんなバカな・・! 碧巌録百則の内、九十則まで歩みを進めると、話の内容が今までと少し、趣きが違うことに気付く。 いよいよ「禅による生活」のまとめに入ったな・・の実感が湧く。 本則や頌(禅者の見解)が、磨きのかかった詩的な…
【ウチワ、扇風機、クーラーは価(あたい)三文】 昔の人の寿命は、せいぜい四・五十年だが、趙州從諗(じょうしゅうじゅうしん)は百二十才(778~897)まで、矍鑠(かくしゃく)として求道者を鞭撻(べんたつ)した、禅史上、最も卓越した禅者である(碧…
多くの人は、坐禅すれば悟れる・・と誤解しています。この碧巌録のみならず、無門関など禅語録に登場する達道の禅者たちは、悟りを「クソカキベら」と口汚く罵り、経典を「トイレットペーパー」だと排斥します。 (はてなブログ 禅のパスポート=無門関 講話…
禅 公案「父母未生以前 本来面目」(ふぼみしょういぜん ほんらいのめんもく)とは・・ 神が「人間」を造ったのか・・人間が「神」を造ったのか・・ わたしは、宗教や哲学の問題に関知しません。 (私は、浄土真宗=愚禿親鸞(ぐとくしんらん)上人の信者です)…
釈尊が「禅」について論理的な教導をなされたと云うが? 本則の説話は、首楞嚴経(しゅりょうごんきょう)・・密教系思想の経典、705年頃の漢訳・・に基づく。しかし、実にクダクダしく、難解に仕立ててあり、禅(の公案)に馴染まない(この経典は、釈尊亡…
碧巌録 長慶 二種語 (にしゅのご) (阿羅漢三毒あらかん さんどく) 第九十五則 【垂示】圓悟が求道者に垂示した。 悟り臭い処に留まるなかれ。執着すれば畜生道に落ちるぞ。 また、無禅、無心の境地に腰を据えずに走り去れ。 そうしないと草深い迷妄の地で…
かくれんぼ・・「ごはんですよ!」の声かかり! よく禅語に「橋が流れて、河は流れず」とか・・「花は緑に、葉は紅に」とか、因果関係が真逆になる表現があります。また、坐禅中に「立てた線香の灰がポトリと落ちる・・それが太鼓の叩いた音のように、ドオン…
●天の川に放牧されている牽牛をつれてきない・・! 碧巌録 金剛経罪業消滅 (こんごうきょう ざいごうしょうめつ) 第九十七則 【垂示】圓悟が座下の求道者に垂示した。 ある時には有無を言わさずに捕(つか)まえ、ある時には自由、放逸(ほういつ)にとき放っ…
まことに「シャク」にさわる話です! 禅者の一語は、限りなく「癪(シャク)」にさわる話です。 でも、千年前の先達が、命がけで体得した「1語⇔1悟」です。 意訳を試みて解かったのは、「禅」は宗教(欣求)ではない。 そして、その自覚(体験)は誰にも教…
碧巌録 第九十九則 忠国師 粛宗 十身調御 (ちゅうこくし しゅくそう じゅっしんちょうご) 【垂示】圓悟が座下の求道者に垂示して云った。 龍が吟ずると雲霧が起こり、虎が嘯(うそぶ)くと風が生ずる・・龍虎には、これだけの霊力が備わっているが、霊妙なる…
お知らせ・・2017-6-23 PC故障、再生不良を機に、碧巌録意訳の第二稿は、この百則から逆に、則を若返らせて、第一則に至らせる・・終わりのはじめ・・からスタートします。 何が残念かと言えば、古い中国の漢字の登録が消失したこと。 この最終則は、僧堂師…